沿革病院概要院長挨拶基本理念と基本方針
沿革
当病院は旧医療法人慈誠会猪又病院を引継ぎ、平成16年2月に医療法人社団青空会として設立認可を受け、同年4月1日 新生「大町病院」として診療を開始いたしました。
旧猪又病院は明治10年に開設され、個人開業医時代を含めて約140年近くにわたり当地方の人々の診療と健康増進に貢献するなど、浜方部において燦然たる歴史を持つ病院であります。昭和54年11月に総工費6億円を投じて従来の病院を改築し、病床数76床を持つ病院に改組、昭和55年10月に県の許可を受け医療法人慈誠会猪又病院となりました。
昭和61年4月、総工費6億5千万円を投じ病院を増改築し、病床数を199床に増床。更に平成2年、産婦人科を開設。平成3年には当地方唯一の歯科口腔外科を標榜する歯科診療を開始。また、人工透析装置を設置し、浜方部における透析患者の治療にあたるなど地域の総合的な病院として歩んでまいりました。
大町病院に改編後療養病床を整備し、現在は188床の病院とし、地域医療確保のため積極的に取り組んでおります。
院長挨拶
当院は平成23年3月11日東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故の複合災害にて一時閉院を余儀なくされましたが、1ヶ月を経過しない4月4日に病院を再開し、当時、慈恵会医科大学外科学講座の先生方などの多大な御支援により、今日まで診療を行う事ができました。震災後、10年目を迎えておりますが、避難された方々の中でも40歳以下の帰還が進まず、未曽有の少子高齢化地域となっております。その中で当院は地域医療貢献を通して当地域の復興に寄与すべく東京慈恵会医科大学の先生方の御支援の下、頑張っている状況です。安定し充実した医療を提供する事により、安心して相双地域に帰還できるように診療を行って参りたいと思います。
医療法人社団青空会大町病院
院長 猪又 義光